WEBライターは特別なスキルが必要なく、初心者からでも始めやすい副業として人気があります。しかし、文章力に自信がない、本当に自分でも稼げるのか不安という方も少なくないでしょう。
この記事では、これから副業を始めたいという方のために、初心者から挑戦できるWEBライター副業の始め方について解説していきます。WEBライターの副業をするメリットデメリット、注意点、案件を獲得する方法なども説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
副業初心者でも挑戦しやすい「WEBライター」とは
WEBライターは一言でいうと、企業や個人に依頼されてWEB上に掲載する記事を執筆する仕事です。ユーザーに誤った情報を伝えるわけにはいかないので、まずは執筆する記事に関する情報を集めていきます。その後、ユーザーに伝わるように集めた情報を分かりやすくまとめていくという仕事の流れです。
文章コンテンツのみを納品するのが一般的ですが、案件や記事の内容によっては画像や図の添付を求められる場合もあります。特定の人物にインタビューを行ってから記事を作成する案件などもあるので、案件に応募する前に自分にできる範囲の仕事かどうかを確認しておくと安心です。
副業WEBライターの主な仕事内容
WEBライターは記事を執筆するのが主な仕事ですが、案件によってはそれ以外の工程を任されることもあります。ここでは、WEBライターの主な仕事内容について紹介していきます。WEBライターの仕事内容は主に下記の4つです。
記事作成 | 与えられたキーワードや構成に沿って記事を執筆する |
校正 | 誤字脱字や表記ミスなどがないか記事内容をチェックする |
構成作成 | タイトルや見出しなどの大まかな内容を設定して記事全体の方向性を決める |
リライト | 過去に投稿した記事を最新の情報に書き換える |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
記事作成
記事作成は、与えられたキーワードや構成に沿って記事を執筆することで、WEBライターにとってもっとも一般的な仕事といえます。Googleなどの検索エンジンに表示される記事を書く「SEOライティング」の案件が非常に多いです。
クライアントから記事のテーマや想定する読者などの指示があるので、指示内容に合わせて自分で情報を調べながら執筆していきます。クライアントから「こういう情報を記載してほしい」「自社では提供しているサービスをアピールしてほしい」などの指示がくることもあるため、その場合は指示に従って書くようにしましょう。
校正
校正は、記事に誤字脱字や表記ミスなどがないかをチェックすることです。クライアントから表記ルールなどが共有されている場合には、表記ルールに反していないかも確認します。自分で執筆した記事を納品する前に行っておくべき作業なので、校正を忘れないように納品前に確認するチェック項目などを用意しておくと良いです。
案件によっては、他のライターが作成した記事の校正だけを行う場合もあります。記事を書くよりも読んで確認をする作業のほうが得意という方は、校正の案件を探してみるのもおすすめです。
構成作成
構成は、タイトルや見出しなどの大まかな内容を設定した、全体の流れを把握するための骨組みのようなものです。構成を作成することで記事の方向性が分かりやすくなり、記事を書いているうちに内容がどんどんテーマからズレてしまったということがなくなります。全体の方向性を定めて統一感のある記事にするために、構成作成は欠かせない作業です。
ライティングでは、構成はクライアント側で用意して記事執筆のみを任せるという案件が多い印象ですが、中には構成作成から記事執筆まですべて任せるという案件もあります。構成作成から行う案件は高単価のものも多いので、記事執筆に慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。
リライト
リライトとは、過去に投稿した記事を最新の情報に書き換えることです。古い情報は更新する、新たに情報を追加する、現在必要のない情報は削除するなど、古い記事を現在でも通用する内容に変更していきます。
検索エンジンでの順位が下がっている場合は、上位に表示されている記事を参考に内容を修正して、さらなる上位表示を目指していきます。他のライターが作成した記事のリライトを担当する案件などが募集されているので、気になる方は探してみてください。
特定のクライアントから継続して依頼を受けている場合は、自分が過去に執筆した記事のリライトをすることもあるでしょう。
WEBライターの副業をするメリット

WEBライターの仕事内容について把握したところで、ここからはWEBライターの副業をするメリットについて紹介していきます。WEBライターの副業をするメリットは、主に下記の3つです。
- 在宅で好きな時間に働ける
- スキルを身につけられる
- 低リスクで始められる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
在宅で好きな時間に働ける
WEBライターはパソコンがあれば記事を執筆できて、クライアントとのやりとりもオンラインで完結します。そのため、自宅・カフェ・地方・海外など好きな場所で働くことが可能です。通勤時間などもなく、空き時間を丸ごと副業に使えるので効率的に稼げます。
また、WEBライターの仕事は基本的に定められた納期に提出すれば良いので、一日の作業時間は個人の自由です。本業が忙しくて副業にかけられる時間が限られている、家事や育児・介護があって副業との両立が難しいという方でも挑戦しやすいでしょう。
スキルを身につけられる
WEBライターの副業を始めると、仕事をする上でさまざまなスキルや知識が身につきます。コンテンツを作成する上で必要なスキルですが、本業や日常生活で活かせる場面もあるでしょう。WEBライティングで身につけられるスキルは下記の通りです。
- ライティングスキル
- 情報収集スキル
- マーケティングスキル
- SEOの知識
- 自己アピール
他にも、WEBライターはクライアントに自分のスキルや経歴をアピールして案件を獲得していきます。クライアントとのやりとりの中で、下記のようなビジネススキルも身につけていけるはずです。
- 営業スキル
- 交渉スキル
- コミュニケーションスキル
- 自己表現力
ただ仕事をしていれば良いというわけではなく、自分で身につけていく努力も必要ですが、副業を通して実務経験が得られるのは大きなメリットといえるでしょう。
低リスクで始められる
WEBライターは、パソコンとインターネット環境さえあれば始められるのが大きなメリットです。パソコンも文章を書いて納品できるだけのスペックがあれば良いので、高性能なものである必要はありません。少ない初期投資で始められるため、初心者でも挑戦しやすく、失敗したときのリスクが少ない副業です。
ただし、これらの理由からライバルも多い傾向があります。地道に実績を積んでスキルを身につけて、ライバルに負けないように努力していく必要があることを念頭に置いておきましょう。
WEBライターの副業をするデメリット
WEBライターの副業をするメリットを3つ解説しましたが、ここからはデメリットについても見ていきましょう。WEBライターの副業をするデメリットは、主に下記の3つです。
- ある程度の収益を得るまでに時間がかかる
- 安定した収益が得られるとは限らない
- スケジュールの管理が必要になる
一つずつ説明していきます。
ある程度の収益を得るまでに時間がかかる
WEBライターは特別なスキルや資格がなくても始められますが、だからといって誰でもすぐに稼げるわけではありません。
特に実績がない初心者のうちは、相場よりも単価が安い案件しか受けられないと思っておいたほうが良いです。仕事にかかった時間と単価を時給で換算すると、アルバイトの最低賃金より大幅に安いという例も数多くあります。稼げると思って始めると最初の数ヶ月で挫折してしまう可能性もあるので注意してください。
WEBライターは時間をかけて実績を積んでいくものです。最初は月に1,000円、次は5,000円、10,000円と小さな目標を立ててコツコツ収入をアップさせていきましょう。実績が増えてくれば高単価の案件にも挑戦していけるので、より効率的に稼げるようになっていきます。長期的な目標を見据えて、まずは目の前の小さな目標から達成していくようにしてください。
安定した収益が得られるとは限らない
WEBライターは、常に安定した収益が得られるわけではありません。案件を達成するごとに報酬を受け取る働き方なので、受ける案件が減ればそれだけ収入も減ってしまいます。案件をなかなか受けられなかった、単価が低い案件しかなかったなどの理由で仕事量が減って、収入が減少するリスクも考えられるのです。
「毎月◯本」と継続で依頼してくれる案件に採用されれば、ある程度の期間は安定して依頼してもらえます。しかし、そのクライアントが依頼をするのをやめてしまう可能性もあるので、ずっと稼ぎ続けられるとは限りません。収入が不安定になりやすいということを忘れないようにしてください。
スケジュールの管理が必要になる
WEBライターの副業は個人で行うものなので、スケジュール管理も自分でしなければいけません。個人で行うとなると、どうしても「本業で疲れたから明日やろう」「納期の前日に頑張ればいいや」と仕事を後回しにしてしまいがちです。
しかし、「納期直前で体調不良になった」「思ったより情報収集に時間がかかって記事が書き終わらない」など、思わぬ事態が起こる場合もあります。納期に遅れるとクライアントからの信頼がなくなり、今後依頼してもらえない可能性が高くなるので、スケジュール管理は徹底してください。
納期から逆算してどのくらいのペースで執筆を進めるべきなのか、自分が無理なく働ける時間配分になっているかなどを考慮した上で、スケジュールを決めていきましょう。
初心者から挑戦できるWEBライター副業の始め方

WEBライターの仕事内容やメリットデメリットを見て、WEBライターの副業を始めてみたいとお考えの方も少なくないでしょう。ここからは、初心者から挑戦できるWEBライター副業の始め方について6つのステップで解説していきます。
- ライティングをする作業環境を整える
- クラウドソーシングサイトに登録をする
- 案件を探して応募する
- テストライティングに挑戦する
- 案件を受注したら記事を執筆する
- 記事が完成したら納品する
ステップごとに詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ライティングをする作業環境を整える
まずは、ライティングをする作業環境を整えていきましょう。最低限用意しておくべきなのは、パソコンとインターネット回線です。すでにパソコンを持っている人は新しく用意する必要はないでしょう。
OSはMacでもWindowsでも問題ありませんが、幅広い案件に申し込むならWindowsのほうが便利です。WordやPowerPointなどのOffice系のソフトを使用した資料の共有がある場合、Wordでの提出を求められた場合などは、Windowsのほうが対応しやすいでしょう。
しかし、最近はGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどの、Googleのサービスを利用して資料や納品物のやりとりをするケースが多い傾向です。Macでも問題なく依頼をこなせるので、新しくWindowsのパソコンを購入する必要はありません。

運営者はMacのパソコンを使用しているけど特に仕事に支障はないよ

副業を始めるときに仕事用のGoogleアカウントを用意しておくのもおすすめ!
クラウドソーシングサイトに登録をする
作業環境が整ったら、クラウドソーシングサイトに登録しましょう。クラウドソーシングサイトは、仕事を探している人と仕事を依頼したいクライアントをマッチングしてくれるサービスのことです。ライティングの実績がない人や仕事をもらえるツテがない人でも仕事を探せます。
登録したらプロフィールに特技や経歴などを入力しましょう。プロフィールは、クライアントが仕事を依頼する際に確認する部分です。見られても問題がないように丁寧に書く必要がありますが、内容はいつでも変えられるのであまり深刻に考えなくても大丈夫です。プロフィールの内容に悩むようなら、他のWEBライターを参考にしながら検討してみてください。
案件を探して応募する
プロフィールを入力したら、どのような案件が募集されているのかを見てみましょう。サイトによって名称は異なりますが、「ライティング」や「記事作成」などのカテゴリで募集されていることが多い傾向です。募集されている仕事をチェックして、どんなジャンルの記事が多いのか、単価はどのくらいが相場なのかを確認すると、その後の仕事探しの基準にできます。
仕事内容や報酬、納期、提出方法などを確認して、自分でも挑戦できそうな案件があれば実際に応募してみてください。
初心者には、文字数や記事数が少なく納期に余裕がある案件やマニュアルが用意されている案件がおすすめです。文字数が少なければ単価が安くてもあまり負担になりませんし、マニュアルが用意されているとライティングの流れやルールを把握しやすくなります。まずは簡単な案件から挑戦して、どんどん実績を積んでいきましょう。
テストライティングに挑戦する
案件によっては、本採用の前にテストライティングを行う場合もあります。テストライティングとは、ライターの記事作成のスキルを確認するために行われるものです。内容は案件によってさまざまですが、「案件で書いてもらう予定の記事の冒頭2,000文字を執筆」「テスト記事用のキーワードで3,000文字執筆」などがあります。
テストライティングは報酬がないものもありますが、案件を受注するためには必要な工程です。報酬がなくても割り切って行うようにしましょう。
テストライティングをして採用されれば案件を受注、不採用になったら別の案件を探していきます。他の採用者がプロレベルだったりクライアントとの相性が悪かったりすることもあるので、不採用でもあまり落ち込む必要はありません。
案件を受注したら記事を執筆する
案件を受注できたら、クライアントの指示やマニュアルを確認しながら執筆作業を進めていきます。作業中に分からないことがあれば、直接クライアントに聞いてみましょう。納品してから記事の内容やフォーマットの間違いに気づいて書き直しとなると大変なので、先に確認しておくのがおすすめです。
また、記事を執筆するときは、文章をそのままコピーする行為は禁止されています。ネット上の記事や書籍、文献などを参考にして書くのは良いですが、内容を理解した上で自分の言葉で書くようにしましょう。
「どうせコピペをしてもバレない」と思って文章をそのまま使う人もいますが、「コピペ率チェックツール」などを使えばすぐに分かります。クライアントからの信頼を失う行為なので、絶対にやめてください。
記事が完成したら納品する
記事が完成したら自分で校正して、問題なければいよいよ納品です。誤字脱字がないか、クライアントからの指示や表記ルールに従っているか、表記ミスがないかなど、さまざまな観点からチェックします。クオリティが高い記事を提出すれば仕事の継続依頼につながりやすくなるので、しっかりと記事内容を確認しておきましょう。
納品をしたら、そのまま依頼完了の場合もありますし、クライアントから修正依頼がくる可能性もあります。修正がきたことに落ち込んでしまう人もいるかもしれませんが、気にする必要はありません。修正がくることで自分が次に書くときに気をつけるべき部分やそのクライアントがこだわっている部分が分かるので、むしろ勉強になってスキルアップにつながります。
修正への対応も終わったら、依頼完了です。依頼を達成してクライアントからの評価が増えると、新しい依頼や高単価の依頼も受けやすくなります。高評価がもらえるように丁寧な仕事を心がけましょう。
初心者がWEBライターの副業を始める際の注意点

初心者から挑戦できるWEBライター副業の始め方について解説しましたが、ここでは副業を始める際の注意点について説明していきます。WEBライターの副業を始めたいと思っている方は、確認しておきましょう。
- 最初から稼げるわけではない
- 社会人として責任を持って対応する
それぞれ解説していきます。
最初から稼げるわけではない
WEBライターの副業は基本的に成果報酬型の支払いなので、アルバイトのように時給がもらえるわけではありません。初心者のうちは作業に慣れていないため、最初は時給で換算するとアルバイトをしたほうが稼げるというケースが非常に多いです。
実績がない初心者のうちは単価が安い案件にしか採用されず、時給で換算すると400円程度にしかならないということもあります。クライアントとのやりとりやテストライティングに時間がかかれば、時給が200円程度になる可能性もあるでしょう。
しかし、高単価の案件を受けられるようになれば、時給換算でアルバイトの賃金より高くなることも数多くなります。長期的な目標のために、最初は我慢が必要になるということを頭に入れておきましょう。
社会人として責任を持って対応する
隙間時間に稼げれば良いからと、気軽な気持ちでWEBライターの仕事を始める人もいます。隙間時間に稼ぐのは良いですが、趣味感覚になってしまうのはよくありません。報酬をもらう以上は「仕事」として行うものなので、社会人として責任を持って依頼をこなしていきましょう。
WEBライターの中には、納期を守らなかったり連絡を返さなかったりする人もいますが、そういった方は継続して依頼をもらうことが難しくなります。自分の行動が自分の評価を下げて、将来の仕事を減らしてしまうのです。より高単価で条件の良い案件をもらうためには、下記の点に注意してください。
- 納期は必ず守る(急な都合でどうしても遅れそうな場合は早めに相談する)
- 連絡はすぐに返す
- 報告・連絡・相談はこまめに行う
- クライアントの情報を外部に漏らさない
- 良識ある行動を心がける
初心者がWEBライターの案件を獲得する方法
WEBライターの副業を始める際の注意点として、「最初から稼げるわけではない」と解説しました。しかし、副業を始める以上はできるだけ早く稼ぎたいと思うのが普通です。ここからは、少しでも早く稼ぐために、初心者がWEBライターの案件を獲得する方法について見ていきましょう。
- プロフィール情報を充実させる
- 案件ごとに提案文を書き換える
- サンプル記事を作っておく
- ブログを作ってポートフォリオにする
一つずつ詳しく説明していきます。
プロフィール情報を充実させる
クラウドソーシングサイトには、自分の特技や経歴などを記載するプロフィールページがあります。プロフィールページは自己PRの場でもあるので、クライアントは提案文とプロフィールページを確認してから案件を依頼するか判断することが多い傾向です。クライアントに自分のスキルをアピールするためにも、プロフィールページはしっかりと作り込んでおくのがおすすめです。まずは下記の項目を記載していきましょう。
- 職歴・経歴
- スキル
- 趣味・特技
- 得意な執筆ジャンル
- 興味のあるジャンル
- 過去のライティング実績(実績がない場合はサンプル記事でも可)
- ライターの仕事をする上で意識している点
- 1日もしくは1週間で記事執筆にかけられる時間
- 連絡可能時間
職歴や経歴、趣味、特技などの情報を充実させると、得意分野や興味のある分野が伝わりやすくなります。クライアントが記事を依頼するときに、その人に向いているジャンルかどうかの判断がしやすくなるので、しっかり記載しておきましょう。資格を保有している人は資格の有無なども記載しておくと良いです。
また、ライティングの実績がない場合は、サンプル用の記事を書いておくと未経験の初心者でも執筆スキルをアピールできます。自分でブログを運営した経験がある方はブログでも問題ありません。
ライティングの実績ができてきたら、クライアントとの契約上問題がなければプロフィールにURLなどを貼ってアピールすると良いです。
案件ごとに提案文を書き換える
案件に応募する際は、提案文も合わせて提出します。提案文では、自分のスキルや経験、その依頼を受けた際に自分にはどんな仕事ができるかなどをアピールします。案件の詳細ページで「応募時に記載してほしい内容」が書かれている場合があるので、詳細ページもしっかりと確認して提案文の内容を検討しましょう。
案件には多くのWEBライターからの応募があります。提案文が長いと、発注している人が確認するのが大変です。最後まで読んでもらえなかったり、あまり良い印象を持ってもらえなかったりする可能性も考えられます。簡潔で分かりやすい提案文にするように意識してください。

運営者が働いていた企業では実際にクラウドソーシングサイトでWEBライターを募集していたけど、案件の詳細ページを確認していない人は結構多かった……

提案文がコピペだとクライアントはすぐに分かるから、案件ごとにきちんと提案文の内容を考えたほうがいいよ。詳細ページを確認した上で案件にあった提案文を送ってくれるだけで、未経験の人でも好印象になるね
サンプル記事を作っておく
先ほども少し解説しましたが、ライティングの実績がない場合は、執筆スキルをアピールするためにサンプル用の記事を書くのがおすすめです。案件を発注する人は、実力が確認できる人とできない人から応募がきた場合、実力が確認できる人のほうが安心して依頼できます。そのため、実績がない初心者が案件を受注するのは非常に難しいです。
しかし、依頼を受けないとそもそも実績につながりません。そこで、実際に案件を受けた場合を想定し、自分でテーマを決めてサンプル用の記事を書くことで実力を伝えるのです。
このとき、自分が興味のあるジャンルや応募したい案件に合うジャンルの記事を書くと、より自分のスキルをアピールできます。最初からうまく記事を書くのは難しいですが、ネット上の記事がどのように書かれているのかなどを参考にしながら、少しずつ良い記事にしていきましょう。
ブログを作ってポートフォリオにする
「WEBライターが実績を作るならブログの運営がおすすめ」といわれることも多いですが、これは人によって異なります。ブログの運営は少なからず手間がかかるので、仕事の依頼を受けるためだけに行うのは効率が良くありません。
将来的に自分のブログに広告を掲載してアフィリエイトで稼いでいきたい方にはおすすめですが、依頼を受けてライティングをするだけなら必要ないでしょう。ライティングの案件を受けるためにブログを立ち上げるのであれば、サンプル記事を増やしてさまざまな案件に応募していくほうが効率的です。
WEBライターの副業で高収入を目指すポイント

副業WEBライターが高収入を目指すためには、単価が高い案件に挑戦していくことが不可欠です。WEBライターの案件は基本的に、報酬が「文字単価 × 文字数」で決まります。そのため、より高収入を目指すなら文字単価が高い案件を受けるのがポイントです。
初心者は文字単価0.1円〜0.5円程度の案件も多いですが、実力と実績があれば文字単価1円以上の案件も受けられるようになります。案件を受けて実績ができたら、少しずつ文字単価が高い案件にも応募してみてください。最初はなかなか採用されないかもしれませんが、実績が増えてきたら採用される確率が高くなっていきます。
ただし、文字単価が高い案件は難しい内容の記事も多いので注意が必要です。自分のスキルに見合うか、報酬と仕事内容が見合うかを考えてから応募するようにしましょう。
WEBライター初心者におすすめのクラウドソーシングサイト
ここからは、実際にWEBライターの副業を始めていきたいという初心者の方におすすめのクラウドソーシングサイトを紹介していきます。WEBライターが主に利用しているクラウドソーシングサイトは、下記の2つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
それぞれの特徴や違いを解説していくので、自分に合ったサイトを選んでみてください。
クラウドワークス

引用:クラウドワークス
クラウドワークスは、案件数が日本最大級のクラウドソーシングサイトです。WEBライターの案件も非常に多く、「記事・Webコンテンツ作成」のカテゴリだけでも2万件以上の案件があります(2025年2月時点)。
初心者向けの簡単な案件も多いので、WEBライター未経験の方でも挑戦しやすいでしょう。ある程度実績を積んだら、単価アップの交渉をする、単価が高い案件に応募するなど、高収入を目指すための工夫をしてみてください。
ランサーズ

引用:ランサーズ公式サイト
ランサーズも日本最大級のクラウドソーシングサイトとして人気で、「ライティング」のカテゴリだけで400件以上の案件があります(2025年2月時点)。
クラウドワークスと比較すると文字単価が高い案件が多い印象なので、初心者が案件を見つけるのは難しいかもしれません。クラウドワークスで実績を積んでから、ランサーズと併用して案件を探すのがおすすめです。
WEBライター初心者からのからのよくある質問
最後に、WEBライター初心者からのからのよくある質問にまとめて回答していきます。気になる質問がある方は参考にしてみてください。
- WEBライターの副業に向いている人は?
- WEBライターは主婦や大学生でもできる?
- WEBライターの副業は大変?
順番にお答えしていきます。
WEBライターの副業に向いている人は?
WEBライターの副業に向いている人の特徴は下記の通りです。
- 文章を書くのが好き / 文章を書くことが苦ではない
- 一人でコツコツ作業できる
- 情報収集するのが好き
- 自分でスケジュール管理ができる
WEBライターは一人で作業するため、人と関わりながら仕事をしたい人にはおすすめできません。一人でコツコツ作業するのが好きな人、机に向き合って作業するのが苦にならない人は続けやすいでしょう。
また、WEBライターは自分で情報を集めて記事を執筆するため、情報を集めるのが苦手な人は、調べるのに時間がかかってなかなか記事が完成しない可能性があります。情報を集める作業に慣れている人や抵抗なくできる人のほうが、スムーズに記事執筆を進めやすいです。
これまでに解説したように、WEBライターの副業は基本的に納期だけが定められています。1日の作業時間は個人の自由なので、作業を後回しにしてしまう人も少なくありません。納期までに提出できるように自分でスケジュール管理ができる人でないと、WEBライターの仕事は難しいです。
WEBライターは主婦や大学生でもできる?
主婦や大学生でもWEBライターの仕事はできます。WEBライターは特別なスキルが必要ないので、性別、年齢、職業に関係なく働くことが可能です。
主婦であれば、主婦向けの子育てサイトや家事の便利グッズ紹介サイトなど、自分に合った案件を探せば知識や経験を活かしながら稼げます。
また、大学生も授業と両立しながら稼いでいる人は少なくありません。大学生活に必要なグッズ紹介や一人暮らしの大学生向けの情報発信など、大学生目線で書ける案件を見つければ、自分の強みを活かせるでしょう。
自分には特別な特技やスキルがないと思っている人でも、自分の立場や経験を活かしながら働けるのがWEBライターです。ぜひ自分に合った案件を探して挑戦してみてください。
WEBライターの副業は大変?
WEBライターの仕事は肉体労働がなく、体力的な負担はあまりありません。しかし、スケジュール管理がうまくできなかったり、記事を書くのに想定より時間がかかったりすると、長時間労働になって体に負担がかかる場合もあります。
特に、最初は低単価の案件が多いことから、稼ぐために長時間無理をして働く人も少なくありません。本業に支障が出る恐れもあるので、自分の執筆ペースを把握するまでは短時間でできる案件から挑戦するのがおすすめです。
また、案件になかなか採用されない、先月は稼げたのに今月は稼げないなどの理由から、精神的な負担を感じる人もいます。案件に採用されるかはタイミングやクライアントとの相性などもあるため、不採用でもあまり気負いすぎないようにしましょう。
まとめ
WEBライターは、企業や個人に依頼されてWEB上に掲載する記事を執筆する仕事です。在宅で好きな時間に働ける、スキルを身につけられる、低リスクで始められるなどの理由から、副業で稼ぎたい人に人気があります。
副業初心者がWEBライターを目指す場合は、下記のステップで始めていくのがおすすめです。
- ライティングをする作業環境を整える
- クラウドソーシングサイトに登録をする
- 案件を探して応募する
- テストライティングに挑戦する
- 案件を受注したら記事を執筆する
- 記事が完成したら納品する
WEBライターはある程度稼げるようになるまでに時間がかかるので、最初の数ヶ月で挫折してしまう人もいます。しかし、高単価の依頼を継続して受けられるようになれば、アルバイトよりも効率的に稼ぐことも可能です。
自分がなぜWEBライターをしたいのか、月にいくら稼ぎたいのかなどを考えて、明確な目標を定めてコツコツ実績を積んでいきましょう。