近年ではYouTubeやtiktokなどの動画コンテンツの人気が高まっており、それと同時に動画編集の仕事の需要も増加しています。実際に、動画編集は稼げる在宅副業として今も注目を集めていて、これから挑戦してみたいと思っている方も少なくありません。
しかし、初心者はどのように動画編集の副業を始めれば良いのか悩んでしまいますよね。そこで今回は、動画編集の副業で稼ぐまでのロードマップを解説していきます。動画編集の副業に必要なスキル、学ぶ方法、案件を獲得するポイントなども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
動画編集の副業はどのくらい稼げる?
動画編集の副業で得られる収入は、スキルや経験、受ける案件、月の作業時間によって大きく異なりますが、月に数十万円稼ぐ人もいます。実際に、動画編集初心者から半年で月に1万円以上稼げるようになったという人もいるので、初心者からでも挑戦しやすい副業といえるでしょう。
ただし、最初の数ヶ月はほとんど収入を得られないということも珍しくありません。なかなか案件がもらえない、仕事量に見合わない報酬でしか仕事を受けられないなど、最初は苦労する可能性もあるので注意してください。
動画編集スキルを身につけて安定して稼げるようになったら、毎月10万円の副収入を得ながら暮らす生活や独立してフリーランスとして働いていく生活も目指していけるはずです。
動画編集の副業で稼ぐまでのロードマップ

初心者が動画編集で稼いでいくための知識として、まずは動画編集の副業で稼ぐまでのロードマップを紹介していきます。動画編集の副業に興味がある、動画編集の副業を始めてみたいという人は、ぜひご覧ください。
- 動画編集用のパソコンを手にいれる
- 編集ソフトを使ってみる
- 実際に動画を編集してみる
- ポートフォリオを制作する
- 案件を探して応募する
- 継続してさらなる案件の獲得を目指す
ステップごとに詳しく解説していきます。
動画編集用のパソコンを手にいれる
動画編集作業をスムーズに進めるために、まずはパソコンを購入しましょう。最初から無理に高いパソコンを揃える必要はありませんが、動画編集を行うなら最低限下記のスペックのパソコンはあったほうが良いです。動画編集をする人にとって、パソコンは必需品であり大事な商売道具なので、初期投資と思って用意してください。
CPU | Core i7以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ(HDD/SSD) | 500GB以上(可能であれば1TB以上) |
パソコン自体はWindowsでもMacでも問題ありません。それぞれのメリットデメリットを確認して、自分に合ったほうを選んでみてください。
運営者はどちらも利用したことがありますが、個人的にはMacがおすすめです。使い方がシンプルで分かりやすく、分からないことがあっても調べればすぐに出てくるので初心者でも簡単に使えます。Windowsよりも費用が高いというデメリットもあるので、自分の予算と合わせて検討してみましょう。
Windows | Mac | |
メリット | ・価格が安い ・機種の種類が豊富 ・操作に慣れている人も多い (学校や会社に導入されているため) ・対応しているソフトウェアの種類が豊富 | ・初心者でも操作しやすい ・利用者が多く使い方を調べやすい ・長期的に使用できる ・クリエイター向けのソフトウェアが充実 ・iPhone使用者はスマホと連携しやすい |
デメリット | ・メーカーや端末ごとのエラーが出る可能性がある ・定期的なメンテナンスが必要 | ・価格が高い ・Windowsと操作方法が異なる |

安さを重視するならWindows
高スペックのWindowsはゲーミングPCとしても使えるから、ゲームの動画配信に興味がある人にもおすすめだよ

iPhoneを使っている人やパソコンに慣れていない人はMacがおすすめ
パソコンに慣れていない人は、「Appleサポート」に電話をすれば使い方も教えてくれるよ。本体代にサポート費用が含まれているから、保証サービスや追加料金がなくても利用できる!
編集ソフトを使ってみる
パソコンを購入したら、次は編集ソフト選びです。無料で利用できる編集ソフトもありますが、副業で稼いでいくなら有料の動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」がおすすめです。
初期投資を減らすために無料のソフトを使いたいと考える人は多いでしょう。しかし、動画編集の案件では「Adobe Premiere Proの使用が条件」という指定があることも珍しくありません。仕事の幅を広げるなら有料でもAdobe Premiere Proを利用すべきです。
プロが制作する映画でも使われているので、使いこなせれば高度な編集が可能になります。高単価の案件を獲得するためにも、まずは7日間無料で体験できるプランから利用してみてください。
実際に動画を編集してみる
パソコン・編集ソフトが揃ったら、実際に動画を編集してみましょう。どれだけ使い方を勉強しても、実際に自分でやってみなければスキルは身につきません。自分が好きな動画や見やすいと思う動画を参考に、ネット上で公開されているフリーの映像素材なども活用しながらオリジナルの動画を作成してみてください。
基本的な操作を学んで実践で活かすという流れを繰り返していけば、動画編集の一連の作業を一人でできるようになるでしょう。動画編集作業を一人で全部できるようになったら、案件をこなしつつスキルをさらに磨いていきます。
ポートフォリオを制作する
動画編集の案件に応募する前に、ポートフォリオを制作します。ポートフォリオは「自分のスキルをアピールするための作品集」のことで、クリエイティブな仕事だと提出を求められる機会が多い傾向です。
動画編集初心者は実績がないので、依頼をする側は「どの程度のクオリティの動画編集ができるのか」が分からず、不安を感じてしまいます。「どんな仕事ができるのか」をアピールするためにも、学んだことを活かしながら丁寧に作成してください。
案件を探して応募する
ポートフォリオを作成したら、案件を探して応募してみましょう。動画編集の案件の獲得方法としては、下記のような例が挙げられます。
- クラウドソーシングサイトを利用する
- 求人サイトから在宅副業の仕事に応募する
- SNSで編集を募集している人に声をかける
- YouTubeで動画を投稿している人に営業をかける
初心者は、クラウドソーシングサイトから仕事を探してみてください。クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼したいクライアントと依頼を受けたいクリエイターをマッチングしてくれるサービスです。
動画編集の案件も多数掲載されているので、自分に合う案件が見つけられるでしょう。自分がやりたい仕事や挑戦できそうな仕事を見つけたら応募して、採用されたら仕事を開始するという流れです。
初心者におすすめのクラウドソーシングサービス

引用:クラウドワークス
副業初心者が動画編集の案件を探すなら「クラウドワークス」がおすすめです。初心者向けの単価が安めの案件も多く、スキルに自信がない人でも始められます。動画に関する仕事のカテゴリだけでも数多くの種類があるので、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。動画に関する仕事のカテゴリの例としては、下記の通りです。
- 動画作成・動画制作
- YouTube動画作成・編集
- 映像編集・映像制作
- 映像撮影
- キャラクター・アニメーション制作
- AR/VRコンテンツ制作・撮影
- TikTok・短尺動画
- 広告動画
- 結婚式・イベント動画
- ミュージックビデオ(MV)・歌ってみた動画
ただし、クラウドワークスは相場よりも単価が安めの案件もあるので注意してください。初心者のうちは単価が安めの案件から挑戦して実績を積むのが基本ですが、受けられる案件が増えてきたら無理に単価が安い案件を受ける必要はありません。
スキルが身について稼げるようになってきたら、単価アップの交渉をする、単価が高い案件に応募するなど、高収入を得るための工夫をしていく必要があります。
継続してさらなる案件の獲得を目指す
クラウドソーシングサイトで案件を獲得できるようになったら、次は継続案件の受注を目指します。単発でさまざまな案件をこなして稼げるようになってきたら、少しずつ単価が高い案件にも挑戦してみてください。ある程度依頼を受けられるようになったら、継続案件にも応募していきましょう。
安定した収入を得るためには、継続的に仕事を受注することが大切ですが、毎回案件に応募するのは大変です。継続案件なら毎回案件に応募する手間がなくなり、動画編集の仕事に集中できます。
また、単発案件の仕事をしていると、仕事ぶりを見たクライアントから「今回だけでなく継続で仕事をしてほしい」と依頼されるケースもあります。単発の仕事だからと手を抜いたりせず、しっかりと依頼をこなしましょう。
動画編集の副業に必要なスキル

動画編集の副業で稼ぐまでのロードマップについて紹介しましたが、ここからは動画編集の副業で稼いでいくために必要なスキルについて解説していきます。高単価の動画編集の案件を受けるためにはどんなスキルが必要なのか、詳しく見ていきましょう。
- 動画編集スキル
- 営業スキル
- 交渉スキル
- デザインスキル
- 撮影スキル
それぞれのスキルごとに説明します。
動画編集スキル
当たり前のことですが、動画編集の副業をするなら動画編集スキルは欠かせません。まずは下記の基本的なスキルを身につけて、案件をこなしながらスキルを磨いていくのがおすすめです。
- 動画のカット
- ノイズの除去
- テロップ挿入
- BGM・効果音の挿入
- 色調補正
- エフェクト追加
これらのスキルの他にも、サムネイルのデザインやアニメーション作成などもできるようになると仕事の幅が広がります。仕事のジャンルや案件によって求められるスキルが異なる場合もあるので、自分が挑戦したい案件ではどのようなスキルが求められるのかを確認しておくのもおすすめです。
営業スキル
仕事を獲得するためには、動画編集のスキルの他に営業スキルを身につけることも大切です。「クラウドソーシングサイトで案件に応募すれば営業は必要ないんじゃないか」と思う方もいるかもしれません。しかし、「自分が案件を受けた場合にどんな仕事ができるのか」「どのように貢献していけるのか」をアピールするためには必要なスキルです。
また、営業スキルを身につければ、案件を受けた際のクライアントとのコミュニケーションもスムーズに進みます。クライアントとの関係がうまくいくと継続して仕事がもらえる可能性もあるので、仕事を安定して獲得するためにも身につけていくと良いでしょう。
交渉スキル
高単価の案件を受けるためには、交渉スキルも身につけておくのがおすすめです。経験が浅いうちは単価が安い仕事を受けて経験を積んでいく必要がありますが、高収入を得るなら徐々に単価が高い仕事にシフトしていかなければいけません。
しかし、高単価の案件は応募する人数が多く、すでに多くの経験を積んでいるプロも応募します。高いスキルを持った人が集まる競争率の高い案件で採用されるのは正直難しいです。
一方で、低単価の案件を受けて単価アップの交渉をすれば、プロと案件を取り合う必要がなくなります。案件をいくつか受けて、今後も契約を続けていきたいと思う優良なクライアントに単価を上げてもらえないか確認してみてください。
もちろん単価アップの交渉は、クライアントからの連絡にはすぐ返事をする、締切よりも早く納品する、丁寧な編集をするなど、仕事をしっかりとこなしていることが前提です。クライアントに満足してもらえる仕事をするように意識しつつ、徐々に単価アップの交渉をしていきましょう。
デザインスキル
動画編集を行う際は、デザインスキルも身につけておくと、デザイン的な視点から動画の演出や構成を考えられるようになります。より視聴者を惹きつけられる魅力的な動画を制作したいという方は、デザインを学ぶのがおすすめです。
また、サムネイルも作成できるようになれば仕事の幅が広がると解説しましたが、デザインスキルはサムネイル作成にも活かせます。仕事の幅を増やすためにも、デザインに興味がある人はぜひ勉強してみてください。
撮影スキル
動画編集の副業でより高単価の案件を得るなら、撮影スキルを身につけておくのもおすすめです。撮影の案件は単価が高い傾向にあるので、編集と合わせてできるようになれば、一気に稼げるようになるでしょう。編集をするときのことを考えながら撮影できるのも、撮影と編集をまとめて行う際のメリットです。
基本的な動画編集スキルや営業・交渉スキルなどを身につけて、さらに高単価の案件で稼いでいきたいという方は、撮影についても勉強してみてください。
動画編集を独学で学ぶ方法

動画編集の副業で稼ぐためのロードマップや必要なスキルを見て、実際に動画編集を学びたいとお考えの方のために、ここからは動画編集を独学で学ぶ方法について解説していきます。動画編集を学びたいけどお金はかけたくないという人は、ぜひ参考にしてください。
- 本で勉強して知識を得る
- YouTubeの動画を参考する
それぞれの方法を見ていきましょう。
本で勉強して知識を得る
動画編集に関する本は多数出版されているので、本屋や図書館で自分に合った教材を探して独学で学ぶことが可能です。自分のレベルに合った本や学びたい内容が記載されている本を選べば、知識がない人でも1から動画編集を勉強できます。
しかし、文字や画像だけでは分かりにくい操作方法もありますし、操作を間違えた場合の対処法や突発的なトラブルなどにはあまり対応できません。初心者は勉強に時間がかかってしまう可能性があるので注意してください。
YouTubeの動画を参考する
動画編集を学ぶなら、YouTubeを参考にするのもおすすめです。YouTubeでは動画編集のやり方を解説しているチャンネルが数多くあります。動画は実際の操作方法を見ながら同じ操作をするだけで良いので、初心者でも学びやすいです。
また、実際に動画を編集する上でつまづきやすいポイントや操作が難しいと感じたポイントなどを詳しく解説してくれているチャンネルもあります。お金をかけずに実際の体験談なども聞きながら勉強できるのは大きなメリットといえるでしょう。
デメリットは、配信者によっては説明が分かりにくかったり情報にムラがあったりする点です。動画のサムネだけでは自分に向いているかどうかが分からないので、何人かの配信者を見て自分に向いている人を見つけなければいけないという手間がかかります。
動画編集をプロから学ぶ方法
独学で学ぶ自信がない人やお金をかけてでも効率的に学びたい人は、プロに教わる方法を検討してみてください。次は、動画編集をプロから学ぶ方法を紹介していきます。
- オンライン講座を受講する
- 動画編集スクールに通う
順番に見ていきましょう。
オンライン講座を受講する
動画編集の方法を解説しているオンライン講座もあります。有料の講座が多いですが、本やYouTubeでは分かりにくい、自分に合う情報が見つけられない、プロの講座で効率的に学びたいという人におすすめです。
また、動画編集スクールに通うのは面倒、自分の好きなタイミングで勉強したいという方にも向いています。動画編集のオンライン講座は下記のような学習サイトで提供されているので、参考にしてみてください。
Udemy | ユーキャン | |
特徴 | ・さまざまな講師の講座がアップされている ・見たい内容に合わせて講座を選べる ・講座ごとに費用を払う形式 ・講座のレビューを確認できる | ・講座が1種類なので選ぶ必要がない ・初心者向けの基礎の内容がまとめられている ・講師に質問もできる ・動画編集の教材が付属する |
費用(税込) | 講座ごとに異なる 2,500円〜30,000円程度と幅広い | 19,000円 / 一括払い 1,980円 × 10回 / 分割払い |
学習対象ソフト | 講座ごとに異なる ・Adobe Premiere Pro ・DaVinci Resolve ・iMovie ・Capcut など | ・Adobe Premiere Pro |
(2025年2月時点)
動画編集スクールに通う
動画編集を学ぶのに何から手を出して良いのか分からない、プロに質問しながらやり方を勉強したいという方は、動画編集スクールも検討してみましょう。初心者が効率的に動画編集を学ぶためのカリキュラムが組まれており、パソコンに慣れていない人でも動画編集を始められます。
スクールによっては、動画編集を学ぶ仲間とのコミュニティが用意されている場合もあるので、一人だと続く気がしない、一緒に学ぶ仲間がほしいという方にもおすすめです。
また、案件の獲得方法や営業方法の講座があるスクールや、フリーランスで働く場合のサポートがあるスクールもあります。費用がかかるというデメリットはありますが、動画編集の副業に不安を感じている方はチェックしてみてください。例を挙げると、動画編集は下記のようなスクールで学ぶことができます。
クリエイターズジャパン | むびるスクール | デジタルハリウッドSTUDIO by LIG | 動画編集CAMP | AIM Creators College | |
特徴 | ・動画と記事の2つの学習スタイル ・初月無料でオンラインサロンが利用可能 | ・プロによるマンツーマン指導 ・案件獲得サポートが充実 | ・通学とオンラインの2つの学習スタイル ・現役クリエイターによる個別指導 | ・土日2日間で短期集中学習 ・追加料金でアフターサポートが利用可能 | ・個別にカリキュラムを作成 ・レベル別のクラスで指導 |
費用 (税込) | 79,800円 | 110,000円 (Premiere Pro基礎コース) | 140,800円 (動画編集入門プラン) | 200,000円 (説明会参加で150,000万円) | 700,000円 |
受講期間 | 最短2週間 | 最短3ヶ月 | 最短2ヶ月 | 2日 | 6ヶ月 |
学習ソフト | Adobe Premiere Pro | Adobe Premiere Pro | Adobe Premiere Pro Adobe After Effects | Adobe Premiere Pro | Adobe Premiere Pro |
身につくスキル | ・動画編集スキル ・営業スキル ・交渉スキル ・デザインスキル | ・動画編集スキル ・営業スキル ・交渉スキル ・デザインスキル | ・動画編集スキル ・デザインスキル | ・動画編集スキル ・デザインスキル | ・動画編集スキル ・営業スキル ・交渉スキル ・デザインスキル |
(2025年2月時点)

動画編集の案件を獲得するポイント

動画編集を学んでスキルを身につけても、案件を獲得できなければ収益につながりません。案件を獲得するためには、クライアント・案件に合わせたアピール文を考えることが大切です。クラウドワークスで案件に応募する際に、文章をコピーしてすべての案件に同じ文言で応募する人もいますが、それはおすすめできません。
コピーした内容では案件に合った提案ができませんし、何よりあからさまな定型文は印象が悪くなりやすいです。依頼をしている側からすると、文体から定型文を送っていることがなんとなく伝わります。案件に応募する際は、案件ごとにアピールポイントを変えて、より効果的なアプローチをしていきましょう。
動画編集の副業に関するよくある質問
最後に、動画編集の副業に関するよくある質問をまとめました。これまでの記事を読んでまだ疑問が残っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 動画編集を今から始めてももう遅い?
- 動画編集の1本あたりの単価は?
- 動画編集で収益化するまでの期間はどのくらい?
それぞれの質問にお答えしていきます。
動画編集を今から始めてももう遅い?

引用:サイバーエージェント「2023年国内動画広告の市場調査」
「これから動画編集の副業をしたい」というと、「動画編集の副業を今から始めるのはもう遅い」といわれることがあるかもしれませんが、そんなことはありません。サイバーエージェントの行った市場調査では、スマートフォン向けの動画広告の需要は今後も右肩上がりになることが予想されています。
副業で動画編集を行う人は増えていますが、動画広告市場も拡大しているので動画編集の案件も増えていくはずです。動画編集者の需要が増えている限りは、仕事がなくなることはないでしょう。
動画編集の1本あたりの単価は?
動画編集の単価は、動画の内容や長さなどの依頼内容、クライアントによって大きく異なります。クラウドソーシングサイトの「ランサーズ」が公開している参考価格では、新規動画作成の依頼の相場は1本あたり大体5,000円 〜 50,000円です。新たに撮影が必要な場合は1本あたり大体200,000 〜 500,000円としています。
ランサーズはある程度経験を積んでいる動画編集者が多い傾向にあるため、依頼料も少し高めに設定されている印象です。クラウドワークスは初心者向けの案件もあるので、相場より安い案件もあります。最初は相場よりも安めの案件を受けて、経験を積んできたら上記の相場を参考に受ける案件を検討してみてください。
動画編集で収益化するまでの期間はどのくらい?
動画編集で収益化するまでの期間は、人によって大きく異なります。副業を始めて最初の1ヶ月目から少しずつ収益を得る人もいますし、なかなか案件を獲得できない人もいます。
案件を獲得するために大切なのは、仕事量と給料が見合わない内容だとしても、まず依頼を受けてみることです。報酬が安い仕事を受けて、「動画編集の仕事を受けた」という実績を積みます。案件を獲得してスキルと経験を身につけつつ、クライアントからの信頼を勝ち取っていきましょう。
稼ぎたいからといって最初から高単価の案件に応募しても、案件を獲得するのは難しいです。少しずつコツコツ実績を積んでいくほうが収益化への近道になるでしょう。
まとめ
動画編集の副業で稼ぐまでのロードマップは、大まかに下記の通りです。
- 動画編集用のパソコンを手にいれる
- 編集ソフトを使ってみる
- 実際に動画を編集してみる
- ポートフォリオを制作する
- 案件を探して応募する
- 継続してさらなる案件の獲得を目指す
ロードマップに従って動画編集を学びつつ、案件をこなしながら基礎的な編集スキル・営業スキル・交渉スキルを身につけていけば、高単価の案件の獲得につながるでしょう。動画編集は独学で学ぶ方法とプロから学ぶ方法があります。お金をかけたくない人は本やYouTubeの動画を活用した学習方法、効率的に勉強したい人はオンライン講座やスクールを利用した学習方法がおすすめです。
動画編集の副業を始めたいとお考えの方は、ぜひ記事を参考に挑戦してみてください。